月光レプリカ -不完全な、ふたつの-
 なんだか、どんな事であれ冬海の事を知ることができて嬉しい。ニヤニヤしているのが自分でも分かった。

 吉永先生が言うほど馴染めてないようには感じないけど。

 性格も明るい感じだし、あたしも普通に話しできるし……。


 そんな事を考えて、少しウキウキしながら生徒会室へ向かった。


 誰も居ない生徒会室で、プリントを仕分ける。

 持ってきた大きな封筒に入れてマッキーで大きく「中尾先輩へ 幸田」と書き、一番前の机に置いた。


 昼休み終わっちゃう。早く教室へ戻ろう。


 ドアから出ようとしたけど、戻って封筒に「プリント入ってます」と付け足した。




< 71 / 394 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop