+.偽りの私.+


どのくらい寝ていただろうか
あたりはもう暗くなっていた。
私は急いで家に帰った。
帰りたくもないあの家に……


家について家に入ると、

父「お前は今まで何処ほっつき歩いて
  たんだッ!!この糞がッ!」パチ-ン!


私は中に入るなり父親に叩かれた。


母「あんたなんか!生まれてこなかった
  らよかったのよ!
  あんたなんか要らないのよッ!」


そう言った私の母親。


父「お前なんか、ただのストレス発散
  の為だけなんだからな!」


美「ドスッ―うッ―バキッ―ドゴッ―」


そう言って両親は私の服からは見えな
い所を殴ったり、蹴ったりする。

私は毎日ストレス発散の為に両親から
暴力を振るわれる。

私の背中には傷がたくさんある。
中には煙草の押し潰した跡が何ヵ所も。


私の両親は私が5歳の時ぐらいまでは
ごく普通の優しい両親だった。
けど、両親は仕事が上手くいかなかっ
たのかいつの日か私にイライラを向けるよ
うになってきた。


私はその頃、毎日泣いた。けど泣くど
に父が「泣くなッ!煩いッ!」と言った。
最初の頃は抵抗もしたけれど今はもう
しなくなった。


私はなんの為に生きているだろうか?
『死ねばいいのに』と言われると、
もぅどうしたらいいのか分からない。
そして、闇に堕ちる。




もぅ、私は誰も信じない。




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