陰陽(教)師
「明菜ちゃんのご先祖様は妖怪と結婚したんでしょ?そっちの方が大胆だと思うけど」

「それは…」

鈴子のもっともな意見に、明菜は言葉を詰まらせた。

「木下は母親似のようだな」

黙り込んだ嵩史と明菜を見て、晴明は笑った。

「リンでいいってば」

鈴子は不満そうに唇を尖らせた。

「でも、ママ似だってのは間違ってないよ」

鈴子の顔はすぐに笑顔に変わった。

「あたしもアニメやマンガ好きだし、日本人の黒髪や黒い瞳も大好き!」

鈴子はそう言いながら、晴明を指した。

「特に先生は、あたしのタイプ!」

鈴子は瞳を輝かせながら晴明を見た。

その鈴子の言葉に、明菜は目を丸くした。

「リン、あなた何言ってるの!?」

「おー先生、モテるなぁ~」

嵩史は冷やかすように軽く口笛を吹いた。

「着任早々、問題起こすなよ~♪」

「三池君!」

たしなめる明菜とは対照的に、晴明は淡々とこう言った。

「なんだ三池、嫉妬してるのか?」

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