陰陽(教)師
「どうしてそうなるんだよ!」

嵩史は机を蹴り倒さんばかりの勢いで立ち上がった。

「やだ、あたし三池タイプじゃないし」

鈴子が顔をしかめた。

「違うだろ!?」

嵩史は拳を机に叩きつけた。

「振られたな、三池」

「うるせぇよ!!」

嵩史は晴明に掴みかからんと身を乗り出したが、晴明が右手をあげると、唇を噛みながら腰を降ろした。

「さて、これで顔合わせは終わりだ」

晴明がそう言うと、明菜が手を挙げた。

「先生、あと一人いますけど」

「知ってる」

晴明はうなずいた。

「だが今週いっぱい休みなんだろ。登校したら、改めて顔合わせするさ」

「ねぇ、先生」

鈴子が手を挙げた。

「先生も『活動』するんでしょ?」

「当然だ」

「でも、先生」

鈴子は床を指した。

「ここ、ホントにシャレにならないよ?」

「ここだけじゃないさ」

晴明は床を指した後、指を回した。

「でもな、そのために俺は呼ばれたんだ」

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