狐に嫁入り!?
「っんだよ、ウタク!」
ナライが鬱陶しそうにウタクの手を払いのけると、ウタクが冷やかに睨みつけた。
「自分の尻ぐらい拭って帰れ、ど阿呆が」
そして親指で屋敷の壊れている部分を示した。
……確かによくよく見ると、
屋敷に風穴が開いていたり、塀が崩れていたり、木がなぎ倒されていたり……
ヒドイ有様。
ウタクよりナライの攻撃の方が激しかったからなぁ……。
「えー!俺のせい!?つーか、帰るところくらいカッコよく帰してくんねぇかな!」
「お前が格好をつけても大したもんにならんだろう。
ほら、元通りにさっさと直せ。雑に直すなよ。寸分の狂いも許さんぞ?」
ウタクがニヤリと笑みを浮かべてナライを急きたてる。