教室に戻ると舞達はまだ、男子達と喋っていた。

本当…よくやるよぉ。

ふと砂田君を見たら目が合ってしまった。

私は慌てて目を反らす。




キーンコーンカーンコーン


授業の始まりを知らせるチャイムが鳴る。

私は自分の席に戻った。





私の席は、一番窓際の前から三番目。

窓からは、隣の三年生の校舎が見える。

日当たりもいいし、私的には好きな席。



教卓では名前も知らない先生が、数学を一生懸命に教えている。

はあ〜つまんないの。







その日は、舞と百合と放課後ちょっと寄り道をして帰った。



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