世界の果てに - 百年の光 -
「オレたちが小さくなったんだね」
アスティはそう言うと、ほら、と長老を指差した。
そこには、あたしたちと変わらない大きさの長老の姿があった。
「これで、ゆっくりとわしの家で話ができるのぉ」
ふぉっふぉっふぉっ、と笑った長老は、あたしたちに着いてくるように指示すると、キノコの笠を滑り始めた。
それに続いて笠を降りると、余りの勢いで草の上に尻餅を着いた。
エルとアスティはもちろん、クリスまでもなに食わぬ顔で綺麗に着地してたのに。
アスティに手を引いて起こしてもらいながら、あたしはきょろきょろと辺りを見渡した。
さっきよりも近い、小人たちの世界。
今はもう、あたしたちの世界と変わらない大きさだけど。
「わー!タフィじーちゃん、その人たちだれーっ?」
「ほんとだ、見ないかおー!」
近くで遊んでいた小人の子供たち(何かややこしい)が、あたしたちを見て駆け寄ってきた。
「久しぶりの人間のお客じゃよ」
長老が答えると、子供たちは顔を輝かせる。
「えー!人間!?」
「すっげー!」
変な生き物もいるー!とクリスを指差しては、子供たちはおおはしゃぎ。