もう一度、隣に。


「ハル、あたし行ってくる」

あたしは飲み会の席で突然立ち上がった。


「え?あ、…はい!頑張って椎香さん!」

ハルと宏樹が笑顔であたしの背中を押してくれた。


今は、この勢いに任せるしかない。


4年分の想いを、伝えるんだ────
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