萌恋!
「子猫ちゃんに興味がなくても、俺らには興味があるんだよ……。」
明らかに男たちの雰囲気が変わった。
「私、猫じゃないけど。」
またずっこける。
そういう問題じゃねぇだろっ!
気が引き締まったり、気が緩んだりとしていると、男たちのの隣に赤い派手な車が止まった。
「とにかくついてきてもらうぜ。」
男が変態女の腹にパンチを入れる。
「うっ!」
変態女は倒れこみ、男たちが車の中に無理矢理入れた。
ヤバい……!!
俺は無意識で車を追いかけるが、車に人が勝てるはずがない。
くそっ……!!
息が切れていく自分とは反対に、車は加速がついていく。
速い……!!
車が見えなくなってしまった。
それでも体力が尽きるまで追いかけ続けた。
ダメだ……ダメだっ……!!
「はぁ…はぁ……。」
限界になり、立ち止まってしまった。
また……また俺は守れないのか……
べつにあいつが大切なわけじゃない、むしろうざい。
でも………
ここで助けなかったら、また後悔する気がする
俺はもう……後悔したくねぇ!!
車が通っていった道を再び走りはじめた。