萌恋!
【菊地美羽】
ん……?
いつの間にか閉ざしていた瞳を開ける。
ドラム缶やタイヤなどがいくつも置いてある広い部屋の真ん中に、私は座っていた。
ふにゃ?なんで私ここにいるんだろ?
床がコンクリートで冷たい
早く帰らなきゃ!
私は立ち上がろうとしたが、立ち上がれずにしりもちをつく。
ふにゃ?!
よく見てみると、手と足が縄で強く縛りつけられていた。
ありゃりゃ~、ドラマでよくあるパターンのやつだ~
「お目覚めかい?子猫ちゃ~ん♪」
広い部屋に誰かの声が響くと、物の陰から派手な服をまとった男3人が出てきた。
「あ!さっきの人たち!」
男たちがニヤニヤしている。
「気分はどうだい?」
「普通。」
「なら良かった!もうすぐ上の人が来るから、おとなしくしててね~♪」
上の人……ま…まさか!!
「神様?!」
男たちがこけた。
「ま…まぁ……俺たちから見れば神様だな!」
すごい!私神様に会えちゃう!
私がわくわくしていると、車のエンジンの音がした。