萌恋!
青沢は状況がのめずに困惑する。
「おまえ!なんでいるんだよ!」
「青沢に会いにきた♪」
「学校はどうしたんだよ!」
「抜け出してきた!」
青沢が唖然とする。
「おまえ……どこまでストーカーなんだよ!」
「だって青沢が好きなんだもん♪」
青沢がため息をつくが、そのため息にもキュンとして、もっと強く抱きしめた。
「かっこいい~!!」
「うぜぇんだよ!離れろ!!」
青沢は私の腕をはらうと、家へと入ってドアを閉めようとした。
「待って!!」
すかさず閉めようとしたドアを阻止すると、私と青沢はドアを引っ張り合う。
「なんだよ!!うぜぇな!!」
「私のせいで謹慎処分になっちゃったんでしょ?!本当にごめんなさいっ!!」
ドアを引っ張り合いながら謝る自分。
「悪気があるなら今すぐ立ち去れ!!」
青沢の力が強くなったが、私も負けじと引っ張る。
「待って!だいたい青沢はなにも悪いことしてないじゃん!こんなの納得いかないよ!!」
「そんなのどうでもいいだろ。」