honey blood
頭の中ぐちゃぐちゃで受けたホームルーム。



隣の席にはカワイイ顔した男がいて。



「紫怒らせちゃダメでしょ~…」

「なんで?アイツヤンキー?」

「そんなカワイイもんじゃないって…。あっ、僕広岡 雪丸~。ちなみに紫の親友ね」

「親友ならアイツ止めてくんない?」

「ムリムリ。狙った獲物はなにがあっても手に入れるから」



最悪…。



あたしの体が目当てなの?



自分で言うのもなんだけど貧乳だよ?



あの顔ならイヤでも女がよってくるじゃないですか?



なんであたしなの!?



「林さん、よろしくね」

「あっ、よろしく…」

「あたし二葉!!ちなみに雪丸君の彼女なので、雪丸君は狙わないでね?」

「うん、その心配はいらない」

「紫君にあんな言い方する人初めて見たよ~。林さんっておもしろいね!!」



なんだかんだで清楚美人の二葉と友達になれました。



ホームルームが一生続けばいいと思ったのは、16年間生きてて初めてでした…。



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