honey blood
振り向きもせずに走り、中に入って近くの生徒から職員室の場所を聞いた。



それはまぁなんともキレイな校内で…。



「林さんは2ー6、担任は私。よろしくね」

「めっちゃ美人…」

「よく言われる。さぁ行きましょう」



遅刻ぎりぎりだったようで、早速教室に連れて行かれた。



あたしが今日から世話になるクラス、なぜか他の教室と離れてるんですが…。



生徒が多くて急遽作ったクラスとか?



たぶんそんなもんだろうと思い、先生の後ろに着いて教室に入ってから驚愕した…。



美形揃い…。



キラキラオーラ満載なんですけどっ!!



まぶしくて直視できないっス!!



「転校生~?」

「そうみたい」

「へぇ~、美人さん」



興味を示してくれてありがたいが、あんたらの方が美人だよ。



一通り自己紹介をした。



「席はあそこ。冬は寒いけど気にしないで」

「気にしますから」

「小さい女ね~。我慢しなさいよ」



先生は毒舌でした。



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