電話越しの君へ


「な、なに……?」




つい目が泳いでしまう。




「あんたこの頃杉本と話してないよねー」




うっ
やっぱりその話か…




「なになに、ケンカ!?」




「うわ、杉本なにしてんのよ…」




三人の言葉に私は曖昧に笑った。




そして、気付かれないように杉本を見る。




あれから私たちは一言も話していない。もちろん、電話だってしていない。




杉本は、もう好きな子に告白したのだろうか。




もう、付き合ってしまったのだろうか……



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