オレンジ色の校舎
「楓いいこと言うね」
「でしょ?考査への息抜きにはピッタリ♪」
「楓ちゃん、あたし余計に頭が混乱してるんだけど!?」
キーンコーンカーンコーン♪
あっという間に休み時間は終わって考査開始時間になった。そして席順は出席番号=一馬くんの後ろなのだ。
「ほい」
一馬くんから問題と解答用紙を配布される。あたしの頭の中には、楓ちゃん伝授の恋の方程式が浮かんでいた。
どうか、欠点だけは取りませんように!シャーペンに些細な願いをかけてテストの戦いに挑んだ。
そして、1日目が終わり、2日目も終わり…いよいよ最終日を迎えた。
「「やぁーっと、卒業考査終わったぁー!!」」
チャイムと同時に叫んだが、あたしだけでなく、たっちーも同時だった。
「浅井、俺たち気が合うな!」
「だねっ。考査終わってスッキリしたよー!」
「バカね。本当の戦いはこれからよ?」
ウカれるあたしとたっちーの頭をポカッと叩く麻衣。それを見て笑う瀬川くん。