オレンジ色の校舎
朝になり、いつものように学校へ向かった。すると、玄関で麻衣と鉢合わせた。
「あんた達、昨日どうしたの?何かあった?」
麻衣の問いに言葉が詰まる。昨日のトシさんのことを麻衣に話してもいいのかな?
「遥と浅井くんが心配なのよ。ラブのことじゃないことが起こってるとか?」
麻衣にはお見通しだ。だからあたしは…トシさんのことを話した。
「じゃあ、トシさんはまだ意識が戻ってないってこと?」
「……多分。一馬くんから連絡が無いから」
そこまで話したところで前方から見慣れた姿が歩いてきた。
「浅井ー!昨日カズと何があったんだよ!ラブリーを差し置いて密会か!?」
「ち、違うよっ」
その正体はたっちーだった。あたしの肩を揺らしながら疑いを止めない。
「たっちー、やめな」
「そうだよ、健真。カズの親父に何かあったんだ。な、浅井」
いつの間にか後ろには瀬川くんがいた。なんで…瀬川くんが知ってるの?