オレンジ色の校舎
「昨日、カズからメールが来たんだ。『今日は、親父が倒れて浅井に付き添ってもらっただけで、何もねぇからってみんなに言ってて』って」
「ちょっと待てーい!俺には連絡来てねーよ!?」
「あんたじゃ頼りないからよ」
「カズゥーー!!」
たっちーの叫び声は空しくも、ホームルームを始めるチャイムにかき消された。
「……浅井、カズ…大変だな?」
「うん。心配だから…今日も行こうと思う」
瀬川くんと会話を繰り返すが、頭の中はトシさんのことばかり。
「……じゃあさ、俺たちみんなで行かない?」
「みんなで?」
「うん。カズもぐっすり眠れてないだろうし、おじさんの傍にみんなで交代でいて、カズを休ませないか?」
「う、うん!瀬川くん、ナイスアイデア!」
そしてホームルーム後、麻衣とたっちーに話すと2人も賛成してくれた。さらにもう1人協力者が。