オレンジ色の校舎





「俺、父親似だから」



「あたしも父親似!あのね、女のコは父親似だと可愛いんだよっ」



「橋本が?あり得ねーな」



「立花くん、ちょっと面貸しな」



「健真と橋本、戦いは外でな」



みんなは話続けていた。きっと、目の当たりにしたトシさんの現実が…怖かったんだと思う。



みんな普段みたいに冗談を言い合っていたけど、顔は全然笑っていなかった。



「じゃ、浅井くんは休憩してよ。あたし達が交代でトシさんに付き添うから」



最初は拒んでいた一馬くんだったが、渋々頷いた。そして最初は、たっちーと麻衣が行くことに。



他メンバーはゆったりルームで待機。一馬くんは小さなスペースに横になった。



「……悪ぃ、少しだけ寝させてくんね?」



「おう、寝ろよ。お前昨日寝てないだろうし」



一馬くんは小さく笑うと眠りについた。一馬くんの隣に瀬川くん、あたしと楓ちゃんは近くのイスに座った。






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