six bottle
しかし数が多すぎて魔法薬の効き目が切れた。

アナが二人の前に立ち、壁となり守ろうとしたが…。
紫の犬が飛び出してきた。
「あっ…。」

フードを被る人物に助けられる。

長い剣で魔法薬の瓶を割り、赤い豪炎は全てのバタルを焼きつくした。

紫の犬はアルの前で残りのバタルを噛みつき退治した。

フードの男はこちらにやってくる。

「怪我は?そんな装備でここに来るもんじゃないな。」

クスクスとアルにしがみつくセージを見て笑っていた。

フードを外すと甲冑に鮮やかな赤毛の女剣士だった。

「私はタイム…。旅の途中なんだ。」

カッコイイ…。
「家に来てください。お礼がしたい…です。」

赤い顔のセージ…。面白い。

トクン…。なんか胸痛いなぁ。戦いすぎたかな?

一行は町に戻る。
師匠ミールからお仕置きされたのは言うまでもない。

「このバカ息子!」

叫ぶ師匠ミールは何故か鉄拳をエルダーに…。

「ちょっと!なんで私に!」

「お前が付いていながら何してる?」

ろくに装備も魔法薬も持って行かなかったのでじいさんの怒りは…。

魔法のセンスは私が上だと思っているので兄弟子のセージよりこっぴどいお叱り。

元々じいさんが学校帰りに行けと言ったのが原因じゃない!

罰として調合に使う臭い銀角牛の糞そうじをさせられた。





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