執事と共に謎解きを。
「でも、なーんであそこに来てた人たちが疑われてるんだろ。うちの主人レミコ様も含めてさ」


恵理夜は夏樹の正面の椅子にきちんと腰をかけた。

そっと、春樹は紅茶を差し出した。


「そこなのよ、私も気になっているのが」


夏樹も、考えあぐねる様にガタゴトと椅子を前後に揺らす。


「まあ、シラヤナギ様が考えもなしに物騒なこと言うとは思えないし。とりあえず、紙に書き出してみるってどう」

「それもそうね」


春樹がタイミングよく、紙とペンを差し出す。
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