Rainy Days
「満足させてやればいいんだろ?」
長い髪を左に寄せてうなじを露にする
『……っ…』
軽くキスをすると凪は肩をビクンと揺らした
「続きは家でな…?」
凪は自分の口元を手で押さえながら小さく首を縦に振った
普通はここで満足するもんなんだろうけど俺は違う
「満足したって言うまでやめないからな」
今度は耳を甘噛みする
まあ、言ってもやめないけど
俺の女は俺に絶対服従
気の強い凪が俺のなすがままになるっていう姿が1番の快感になる
『意地悪っ…』
凪が恨めしそうに呟く
「お前にだけな」
楽しくて仕方ない
お前の反応がいちいち真面目過ぎて
「帰るか」
これ以上手を出さないうちに俺は凪を部屋へと連れて帰った―…