キミがすき
このイケメン鬼め…。
私の声は遮るし…。
口は押さえるし…。
抱きついてくるし。

「何、赤くなってんだよー(笑)
先に言っておくがさっきの本気だし。絶対だから。」

やっぱり迎え…行かなきゃダメなんだ…。

さっきのって迎えのことだよね…。

「じゃあ…ほら座れ。」

そういうと私を椅子に座らせてくれる大兄ちゃん。
あのー…嬉しいけど、それくらい自分で出来ますよ…?

「まずは、この問題から解いてみろ。」

本当に…勉強、するんだ。

そう思ってると隣でニヤリと悪魔のような笑みを向けてきた。

「………なに?」

「…当たり前だろ?」

ハァ…!?
…だから、なにが?

「……俺はお前に、勉強を教えに来てんだから(笑)」

「な、なんで分かったの?」

「当たり前だ。
この俺様だぞ…?
わからないわけない。それに…わかりやす過ぎるんだよ(笑)」

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