キミがすき
う、うそでしょー…。
私、私のファーストキス…が、俗にいうディープキスなんて…。

しかも…毎日迎えに来い…!?
確かに忘れてて遅くなったのは私だけど…。

今だに初めてのキスに驚き、顔は真っ赤になり、口が思うように回らないため上手く話せない私。

「ちょっ…え…う…わ…ファー…ま…む…!?」

「なに言ってんだよ(笑)
全然、わからねぇ。

息の仕方も知らねえのか…。

よし、この俺様が1からじっくり手取り足取り教えてやるよ(笑)」

そういってまた顔を近づけて来る大兄ちゃん。

「い、いーやー…!」

とっさに叫んだ。

「……うるせー。」

案の定大兄ちゃんは耳をふさいだ。

「茉央ー?何?呼んだ?」

「お母……さ…「何でもないですよ。
ちょっと…難問をやってたので……。」

「ん、んー……!」

こ、この鬼!
私の口を…口を…////手で押さえて後ろから抱きしめている…。

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