FLOWER PRINCESS
私が、踊りたくないオーラ出しているのが分からないのかしら?
「……嫌よ。」
そう答えると、さっきとは打って変わった態度で、
「…俺を誰だと思ってんのか?」
そう言ってきた。
そんなの…
「そんなの知りませんわ。」
誰だろと知りません。
そんなの興味ありませんもの!
心の中で思いっきり叫ぶミラ。
「ふ~ん。そうなんだ。じゃいいよ。こっちきて?」
「えっ?嫌よ。離してください。」
腕を掴まれて連れ去られるミラ。