FLOWER PRINCESS


その光景を、人々は唖然としてみている。

それに、ほとんどの女性はなぜか悔しそうな顔をしている。

私にはなぜかわからないけどもね?

会場を出て、王室の前の扉を通り過ぎる。

そうだわ!この辺で少し声を出せば国王が助けてくれるはず!

そう考えたミラは、

「あの、本当にやめてください!手を離してください!」

少し大きめの声で叫ぶ。

すると、ミラの予想したとおり、国王が出てきてくれた。

「ミラさんっ!?どうかしたのかね?」

ふふ。これで私の勝ちよ。

無理やりつれさったことを後悔しなさい。
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