FLOWER PRINCESS

「ミラ殿、今本当ならば動きたいが

長旅で疲れているだろう。

日が昇るまで少し休もう。

そして、日が昇った時刻、

海姫ならぬカイラ殿を止めに行くのだ。」

「ミラさん、これを飲んで?

疲れが取れるはず。」

ジュリさんが持っていたのは何かのジュース。

「ありがとうございます。」

ミラは疑いもせずにその飲み物を飲んだ。

「ジュリさん、これは……」

言い終わる前に玉座によっかかりゆっくりと目を閉じた。

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