FLOWER PRINCESS

キラキラと目を輝かせる。

「ミラは花を愛しなさい。

花のことをもっとお勉強すればいいんだよ。」

「はーい!」

「あぁもう時間だ。

では行って来るよ。」

フラルは子ども達に見られないようにしながら、

ミシェルにそっとキスをし、部屋を出て行った。

「「「お父さん、いってらっしゃいっ!!」」」

馬車に乗り込む寸前のフラルにむかって窓から見送る子ども3人。

軽く手を振ってフラルは馬車に乗り込み、

街へと向かった。
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