FLOWER PRINCESS
「イストレラにはどんなお花があるのかな?」
「オリヴァンでは見たことのないようなお花があるわよ。」
「お母さん、いつかミラも行ける?」
「えぇ。勿論よ。もう少し大きくなったら行きましょうね。」
それから2ヶ月後のことだった。
よく晴れた日。
ミシェルとミラとディナとリサは執事をつれて街へ出かけていた。
「お母さん、いい天気だね。」
「そうね。お家に帰ったらベランダでランチにしましょう。」
「ミラ、もうすぐ街でお祭りがあるのよね!」
ディナがはしゃぐ。
街は大きな飾り付けがたくさんあった。