FLOWER PRINCESS

あの時、ミラを庇うために走ったミシェル。

ミラに覆いかぶさったと同時に丸太が直撃していた。

病院ではまだうっすらと意識はあったものの、
安らかに眠るように天国へと旅立ってしまった。

「私、1週間も寝ていたのね…。

お母さん、いないんだ……。」

しゅんとするミラ。

「ミラ、私たちがいるじゃない。
今日でもう退院できるし、家に帰りましょう。」

ミラは2人の言葉に頷き、きがえて病室を出た。

しかし、馬車が待っているエントランスで聞いてしまう。

『ミシェル様がミラ様を庇ってお亡くなりになるとは…』

「えっ…」

ミラは思考が一瞬停止する。

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