隣の男はよく見える

時間きっちりに有也がロビーに現れた。


そして・・・


その後から・・・


あの歯科助手の・・・旭の彼女が・・・



「大内先生お疲れさまでした。」


そう言って通り過ぎて行った。



それは普通のようで・・・

でも・・・

彼女の私を見た一瞬の目つき・・・


目で人は殺せない

でも・・・






食事は美味しかった。お店の雰囲気も抜群。


さすが有也の行きつけだけあった。



昔っから有也はデートするにも何するにも完璧。



「今日は俺の独断で決めたけど、
今度はさくらのご要望に答えさせてもらうよ。」



有也が言った。



昔は全部有也に任せてた。

今は・・・私も大人になったから?

って・・・


今度?



「何?今日限りとかって思ってた?」

「うんん。そうじゃないけど・・・
せっかくお隣同士になったんだし・・・ね。
たまにはご飯行くぐらい・・・。」


旭にああは言ったけど・・・


実際に有也と復活なんてあるとは思っていなかった。


ただ・・・お隣ってゆ~のが弱点な私が・・・


変な気を起こしそうなだけで・・・


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