年上王子様とのアリエナイ××②
それを本物にしてくれるように後ろからそっとあたしを抱きしめる。
その温もりが嬉しくて嬉しくて
ぽろっと涙が溢れそうになる。
「柚子?聞いてる?」
意地悪な口調。
大きくて温かい胸。
倒れそうになるくらいの甘い声。
「聞いてる。もん」
これが精一杯のあたしの反抗。
「ったく仕方ない奥さんだな、君は」
「だって。だって・・」
「そんなに寂しかった?」
「寂しくないもん」
「今素直にいえばここでキスしてあげるよ」
もう、バカだよ。
こんなあたしのために来てくれるなんて
「し、してくれなくても・・いいもん」
そう反抗するあたしに
「だめ」
翔さんがそう言うとあたしを反対に向きな押して
「俺が我慢出来ない」