新パラレルワールド参加作品=The shadows=天才浅海ユウと凡才月星大豆の奇跡的コラボ[企画]

「俺にだって有るかっ! 惚れてるとしても、男としてだ……って、あれっ? これもヤバイ発言なのか?」


 言ってる俺も、なんだか訳が解らなくなってきた。シンは柔らかな笑みを浮かべてこう答える。


「冗談だよ、リュウ。それに認めるも何も、俺はずっとそう思ってたんだが……俺の片想いだったんだな」


「違うって! 俺はいつもシンに頼り切りで、シンと肩を並べてるなんて、とてもおこがましくて言えなかった」


 親友だなんて、シンが思ってくれている筈もないと決め付けていた。


「なに言ってんだ。親友だと思ってるから、いつも一緒に居たんだろう?」


 そう言って顔を背けたシンの頬が紅潮している。


「あんまり恥ずかしいこと言わせんな。行くぞ、ミュウ」


 シンも照れているのか、「今日はどうも有り難う」と手を振ると、ミュウと2人でヨタヨタと歩いていってしまった。


───なぁんだ。


とっくに親友だと思ってくれていたんだ。


俺の無用な遠慮は、とんだ取り越し苦労だったんだ───


 そう確認すると、何故か涙が零れた。次から次へと溢れ出してくる。


この日から俺は【シンの親友】に昇格した。



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