新パラレルワールド参加作品=The shadows=天才浅海ユウと凡才月星大豆の奇跡的コラボ[企画]

「リュウ。これは俺たちに取って最も辛いことだが、原口博士をコアに据えた平行世界について研究してみたい」


「そうか、そうすればまた生きている博士と出会えるかも知れないんだな、シン」


「そういうことだ。それに、死ななくてもいい平行世界の博士たちを俺たちが救える」


 そうだ。一人でも多くの博士を救って、悲しみで暮れる人々を減らすんだ。


そんな使命感を帯びて、俺たちは近くの世界からシラミ潰しに渡航計画を立てた。


───────────


しかし。


 まず気になっていた、俺がシンの言葉に納得しなかった世界、俺たちがいざこざを起こして博士が働き過ぎに気付いた世界だが……そこでもやはり、博士は亡くなっていた。


「少しの変化では変わらないのか?」


 それではと、トランスポーターを分ける発想が浮かばず、スポンサーが軒並み降りてしまった世界に行く。


そうすれば博士は多忙から解放され、心臓への負担が軽減されている筈だ。


しかしそこにも博士の笑顔はなく、俺たちは呆然とした。


「何故なんだ? 博士は金策に走り回って、結局亡くなっていた」


「リュウ。これは仮説だが、死期はどの世界も一緒なのでは……」



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