新パラレルワールド参加作品=The shadows=天才浅海ユウと凡才月星大豆の奇跡的コラボ[企画]

 俺とシンは、一番異次元間渡航の経験が有る所員として、かなりの重責を担わされるようになった。


給料もいきなり5倍程になり、この若さでは有り得ないほどの報酬を得ている。


「俺たちに対する扱いもあからさまで、気分が悪くなってくるよな」


「ああ、そうだな」


「それはお前の態度も、だ。リュウ」


 痛い所を突かれた。そうだ、いつまでも悲しみに沈んでいたら、博士も浮かばれない。


「うん。ご、ごめん。お前だって平気なわけないのに……」


「リュウの気持ちも解る。だが、博士の気持ちも汲まなければな」


 そうだ。博士は俺たちに博士号を取らせるため、今最も世の注目度が高いこの平行世界研究の最前線に置いてくれたのだ。


「解った。心を入れ換えて頑張るよ。2人で立派な論文を書き上げよう」


 目指すは積年の夢だった物理学の博士号だ。


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 まずは無限にあるパラレルワールドのどれを研究対象としてピックアップするかが、俺たちに課せられた問題だった。



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