新パラレルワールド参加作品=The shadows=天才浅海ユウと凡才月星大豆の奇跡的コラボ[企画]
「ごめんなさい……ヒクッ……、私なんかの……何の価値もない私なんかのために、リュウさんの大事な食糧を……ヒクッ」
「フウカさん。俺は旦那じゃないんだ。そんなに卑屈にならなくてもいい。君はもう誰の持ち物でもないんだよ?」
「違うの。私は……」
そう言ったきり、彼女は黙り込んでしまった。
「私は、どうしたんだよ」
彼女は濡れた瞳で上目遣いにチラッと俺を見た後、再び睫毛を伏せた。
「言ったらきっと、私のこと軽蔑する……」
低い声だった。
「きっと私のこと、嫌いになる。恐ろしい女だって……。だって、私……私……」
彼女の言葉が終わる前に、俺はその花びらみたいに可憐な唇を奪っていた。
「………」
唇を離した後の彼女は、呆然と俺を見つめている。
「ごめん。恐らくもう、俺はフウカさんを嫌いになんてなれない。それを解って欲しくてつい……」
突然のキスの言い訳が終わる前に、今度は彼女の方から唇を重ねてくる。
柔らかい唇。そして甘い舌を、俺は夢中で貪った。
───ああ、これ以上続けたらもう、止められなくなる───
俺は彼女の肩を掴んで、その身体を遠ざけた。