ハッピー・クルージング~海でみつけた、愛のかけら~

その日の勤務が終わり、やっと部屋へ戻ってきた。

今日はまどかとはほとんど別行動だったので、お互いに一日の出来事を報告。


まどかはレストランでバイトしていた経験があるから、レストラン部門で働くのが気楽で自分に合っているそうだ。


私もレッドちゃんの飼い主の話、パーサーから「素手で触るな!」と叱られた話。

ナンパされて困った話、パーサーから「ストッキング穿け! 隙がありすぎる!」と叱られた話……。

私、今日、叱られてばっかりだったかも。


だからこんなに疲れてるのね。


「それはやっぱり、愛の鞭でしょう!」


まどかはにやにやしてるけど。


「そんなことないよ、だって、叱られて当然だもん」


「パーサーにしてみたら『俺の可愛い部下に手を出すな』って、精一杯ガードしてたんだよ。

あと『俺以外にナマ足晒すな』っていう風にも受け取れる行動だな~」


「それは深読みしすぎだって!」


次の日、早朝から勤務がある私達は、30分だけおしゃべりした。

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