ハッピー・クルージング~海でみつけた、愛のかけら~
「そうですね。
自分が働くようになってやっと、今まで家族のために働いてくれた父と母の苦労が、ほんの少し解った気がします。
……でも、一生懸命働いている旦那様に、愛情込めたお弁当を作った奥様達かも知れませんよ?」
「そうか。愛妻弁当を作って、ランチバイキングなら許せるな」
「きっと菫は毎日、先生にお弁当を作ってますよ」
「それは羨ましい」
コウさんがにっこり笑って、お皿を渡してくれた。
「でも、今の俺もなかなかの好条件であることは間違いないよ。
裕香ちゃんと美味しいランチが食べられるんだからさ」
また、赤面するようなことをさらっと言われた。
このノリにどうついていけばいいのか、戸惑うのですが……。
食事中、自分の好きな食べ物、苦手な食べ物の話などをしつつ、コウさんをじっくり見てみた。