ハッピー・クルージング~海でみつけた、愛のかけら~

洋服も決まったし、これ以上一緒にいるとまたセクハラ発言が飛び出しそうだったので、寝室へ戻ることにした。


「おやすみなさい」


「おやすみ。いい夢を」


そんな事がさらっと言えるコウさんは、やっぱり『慣れて』いるのかな、なんて思って、ちょっと心がちくちくしたのは内緒。


だって、この家に女の子を招いたのは私が初めてだって言ってたもの。



ベッドへ入ったけれど、疲れ果てていた昨日とは違って、眠れなかった。


会話は、全部コウさんのペース。


私のことは沢山聞き出された。


コウさんがとっても聞き上手だったということと、私はコウさんに全て知って欲しいという気持ちがあるから。


私のことを信頼してもらえるように。


でも、まだ上手くはぐらかされたままで、肝心な言葉は一切聞いていない。


リビングからは、まだテレビの音が聞こえた。


コウさんも、眠れないのかな?

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