ハッピー・クルージング~海でみつけた、愛のかけら~

コウさんと妙子先生は、高校生の進路の話をしている。


本屋さんの紙袋を、妙子先生に渡して、コウさんが言った。


「公務員対策と、センター試験対策、それにM工業大とk工業大の赤本が入っています。

活用して下さい」


「いつもありがとう。本当に助かります」


やっぱり『いつも』ここに何かを置いていくのが、コウさんの停泊時間の過ごし方だったんだ。


「さて、おちびちゃん達の相手をしてこようかな」


コウさんが職員室を出たので、私も後に続く。


「コウにいちゃん、あそぼ〜」


職員室前には、既に子ども達が並んで待っていた。


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