恋人以上、恋人未満。


「ただいまぁ」
誰もいない部屋につぶやく。
さっき確認したら翔太はまだ帰ってない。
「買い物いこ...」
近くのスーパーに買い物に行くことに。





「翔太って何がすきなんだろ...?和食?洋食?」
でもお金持ちっていつも洋食ってイメージあるし...
疲れてるときは和食だよね!






肉じゃが...味噌汁...卵焼き...魚...
きんぴらごぼう...かぼちゃの煮つけ...
作れる和食を懸命に思い出す。
何がいいかわからなくて、結局すべての材料を購入。





重い袋を3つ提げて寮に到着。
必要な調味料を持って翔太の部屋の前。
「...あったぁ...」
恋人ごっこしてた時に教えてくれた合鍵の隠し場所。
まだここにおいてたんだ...
あたしのためじゃないってわかってるけどなんだかうれしい。






「フン~♪フンフン♪」
鼻歌を歌いながら料理を作っていく。
わ...もう8時だ...!
翔太まだかなぁ...
せっかくだからあったかいご飯食べてほしいし...
でも絶対温めたりしない人だよね。






迷った結果、翔太の帰りを待つことに。












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