特別機関『GQ』!!
「この先には、Kがいるのにセキュリティが甘いのね。」
「…いや?セキュリティはバッチリだ。」
ニキが笑った。
「扉の中にK様がいるわけじゃない。
……いるのはシュンだ。」
シュンという名前を聞いて、体がピクリと反応する。
シュン……ことはを連れ去った人…
「シュンが最後の難関だな。
あいつに勝てた奴は誰もいない。
…さて、本題だ。俺と戦うのは誰だ?希望を言わせてもらえば内田心がいい。」
「指名か…」
心が一歩前に出た。