特別機関『GQ』!!
「クソジジイにしてはわかってんじゃねぇか。」

瑠都はニヤリとして手を引っ込めた。


警視総監はホッとして胸を撫で下ろし、校長に挨拶をしてから部屋の扉を開けた。


しかし出る寸前に


「実はな、BDの幹部も能力者らしいぞ」

と言ってそそくさと出ていった。



「「「「はぁぁぁぁー!?」」」」


校長室に私達の怒りが混ざった声が響いた。



「あ…校長、そろそろホームルームなので失礼しますね」


私達は校長室に呆けている校長を残して出ていった。


「はぁ…能力者…ねぇ」


「厄介だな…」

各々ぶつぶつ言いながら階段を目指していると、弥生の足が止まった。


「弥生〜?」


「………」

弥生は黙ったまま校庭を指差した。


もう校門は閉められているから校庭には誰もいない





…はずなのに。
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