特別機関『GQ』!!

「何でことはは、美化委員なんてめんどくさいものになろうと思ったの?」


窓を拭きながら聞いた。


「めんどくさくないよ〜

大掃除の時くらいしか活躍しないし。」


「…だとしてもわっかんないよー!!」

窓枠に足をかけ、ぶら下がる。


ちなみにここは三階


校庭でせっせとほうきを掃く後輩達が逆さまになった。


「純ちゃん落ちないでね〜」

私の能力を知ってるから、ことははあんまり心配していない。


「大丈夫、大丈夫!!」

私が笑いながらそう言うと


「は、速水さん!!何してるのやめなさい!!

大丈夫、大丈夫じゃないわ!!」

担任の先生に怒られた。


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