氷の壁 -あなたとの距離- 【中編】
・・・でも、その後なのよ。

あの事が起きたのは。



その部屋は和室だったわ。


楽しく話していると押し入れの中から何人もの男が飛び出してきた。


お兄ちゃんと同じくらいの年の人。



その一人が私を抑えつけた。



そして少し小ぶりなチェーンソーを私に近付けてきたわ。





・・・死ぬかと思った。





もう少しで当たるというところで彼は私を離した。



私は逃げたわ。



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