月光狂想曲Ⅱ‐悪魔の花嫁‐




『シルフィア、失礼。』

「だってふわふわでくりくりであまりにも可愛かったから…。」

「ひっひどいよ、シルフィアちゃん…。
あ…、この方は?」


私はまだビックリしている心臓をどうにか落ち着かせる

『俺はシルフィアの婚約し…。』

「友達よ。」

『シルフィア、ひどい。』

「あっ当たり前よ!
私にはウァルドがいるもの…。」


「ウァルドって…あの悪魔だよね!?
シルフィアちゃん、変なことされなかった!?」

「え?!
それは…。」

『されまくりのパレード。
盛のついた犬、最低野郎。』

「グレネディア…いいすぎ。」

「やっぱり…!」

「アランちゃ…、アランくん信じないで!」


しかし私の声など聞こえないみたいでアランくんは勝手に強く頷いている




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