楽園の炎
「ほぉ。素晴らしいな」
宝石に呑まれていた朱夏は、不意に降ってきた低い声に、我に返った。
夕星が後ろから覗き込み、今朱夏の首にかかっている首飾りを外した。
そして、ブルーダイヤの首飾りを朱夏の首にかける。
ずしりとした感触に、朱夏は思わず息を呑んだ。
「おお、良く似合ってるぜ。そうだな、これなら守り刀と一緒につけても、映えるだろう」
苺鈴が差し出した鏡を覗き込み、夕星が満足そうに言う。
確かに淡い色の宝石は、朱夏の白い肌に良く映える。
竜も、にこにこと頷いた。
「ええ、全く。ナスル姫様などは、真っ白な真珠やはっきりした色目の瑪瑙などがお似合いですが、朱夏姫様には淡い色の宝石が良く似合いますな」
「よし、これにしようか。朱夏、どうだ?」
夕星に問われ、朱夏は目を剥いた。
このような豪華な首飾り、一体いくらするのだ。
「き、綺麗だけど。こんなの、とてもとても。つけてるだけで緊張して、あたしが首飾りに食われちゃうわ」
「何言ってる。良く似合ってるぜ? 気に入らないか?」
まじまじと見る夕星に、とんでもないというように、朱夏は手をぶんぶんと振った。
「こんな綺麗なもの、見たことないぐらいだもの。素晴らしいし、気に入らないわけないじゃない。でも、こんな高価なもの・・・・・・」
途端に夕星が、笑い声を上げる。
「そんなことか。気にすんなって言ってるだろ。俺だって、商人やっていろいろ回ったときに、それなりに稼いでたんだぜ」
宝石に呑まれていた朱夏は、不意に降ってきた低い声に、我に返った。
夕星が後ろから覗き込み、今朱夏の首にかかっている首飾りを外した。
そして、ブルーダイヤの首飾りを朱夏の首にかける。
ずしりとした感触に、朱夏は思わず息を呑んだ。
「おお、良く似合ってるぜ。そうだな、これなら守り刀と一緒につけても、映えるだろう」
苺鈴が差し出した鏡を覗き込み、夕星が満足そうに言う。
確かに淡い色の宝石は、朱夏の白い肌に良く映える。
竜も、にこにこと頷いた。
「ええ、全く。ナスル姫様などは、真っ白な真珠やはっきりした色目の瑪瑙などがお似合いですが、朱夏姫様には淡い色の宝石が良く似合いますな」
「よし、これにしようか。朱夏、どうだ?」
夕星に問われ、朱夏は目を剥いた。
このような豪華な首飾り、一体いくらするのだ。
「き、綺麗だけど。こんなの、とてもとても。つけてるだけで緊張して、あたしが首飾りに食われちゃうわ」
「何言ってる。良く似合ってるぜ? 気に入らないか?」
まじまじと見る夕星に、とんでもないというように、朱夏は手をぶんぶんと振った。
「こんな綺麗なもの、見たことないぐらいだもの。素晴らしいし、気に入らないわけないじゃない。でも、こんな高価なもの・・・・・・」
途端に夕星が、笑い声を上げる。
「そんなことか。気にすんなって言ってるだろ。俺だって、商人やっていろいろ回ったときに、それなりに稼いでたんだぜ」