恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
洗面所に手を洗いに行って……

脱衣場にある服が、お兄ちゃんのじゃないのに気がついた。

ヤバ。

コレ、悠馬くんのだ……。




――ガチャ。

その時、突然お風呂の扉が開いた。

髪から水滴を垂らしながら、悠馬くんが脱衣場に出てこようとする。

「……覗きかよ」

「誰が!? ちょっと、出てこないでよ!」

そりゃ、勝手に入ったのは私がいけないけど……。

悠馬くんの裸なんて見たくナイし!

慌ててキッチンまで行くと、いつもの当麻くんみたいに、

下にスウェットを履いただけの姿で、キッチンに悠馬くんが歩いてきた。



「服着てってば! ていうか、なんで着いてくるわけ!?」

「風呂上がりだから暑いんだって。それに、オレが行く所にアンタがいるだけだし」

悠馬くんは私の言うことなんて、全く聞く気ナシ。

冷蔵庫からミネラルウォーターを出して、グビグビと飲んでる。




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