恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「……悠馬くんが私たちをつけてたんでしょ?」

思わずそう言ってしまった。

そしたら悠馬くんは余裕の表情でフフッて笑い、

「つけるって人聞き悪いなぁ。さやさんでも、そーいう言い方するんだ?」

なんて言ってくる。

全然動揺してないし、当麻くんの前で悠馬くんの本性を出させるのは、ちょっと難しいみたい。




「……悠馬、あんまさやをからかうなって。こいつ、本気にすっから」

ドキッ。

当麻くんが私の頭を片腕で抱え、グッと胸に引きよせる。

それを見た悠馬くん、一瞬悔しそうな顔をした気がした。



「別にからかってなんか。思ったコトを言ったまでですよ?

オレはいつも本心しか言ってないつもりだけど。ね、さやさん?」

確かにね。

私に言ってくるのは、本音。

当麻くんと別れろとか、私を認めないとか。

けど、当麻くんの前での悠馬くんは偽りの塊だよ……。









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