恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
当麻くんはルイに夢中。

「はぁっ」

ため息が自然と漏れる。

「お~、怖っ」

……うわ、悠馬くんに見られてた。

洗面所を出ようとしたら、悠馬くんが入口の壁によっかかって立っていた。

ニヤニヤしてるし……。



ムシしてそのまま通り過ぎようとすると、腕をグイッと掴まれた。

「痛っ……ちょっと、なに?」

「あ~あ、オレの計画つぶれちゃった」

……なんの話?

悠馬くんは私に顔を近付け、フッと息を吹きかけた。




うわっ、タバコのにおい……。

思わず手でよけたけど、においがまだ漂ってる。

え……ちょっと待って。

悠馬くんの言う“計画”って

もしかして。




< 84 / 471 >

この作品をシェア

pagetop