Hello my sheep






ドアの開く音がして、すぐに奈緒ちゃんのよくとおる声がした。

「失礼しまーす。どう?八鹿〜」


身体が変に火照って、軽い胃もたれみたいなムカつきがある。
少し寝てたらしい。

首を巡らすと、私の鞄と自分の鞄両方を持った奈緒ちゃんと、多分片方は関島君のだろう二つの鞄を持ったさっちゃんがベッド脇に来たところだった。


「あ、奈緒ちゃんにさっちゃん」

「今日はもう下校だって〜」


彼はいつ起きるんだろう。
でも、最初は本当に全く動かなかったのが、私がうたた寝する前くらいには少し身じろぎするような動きがあった。
気がする。


さっちゃんが名前を呼びながらぺちぺちと頬を叩いてる。



「することなかったから、私もちょっと寝ちゃったぁ」

「あんたねぇ…」


笑いながら言ったら呆れられてしまった。
なんでだろう?
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